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カイロプラクティックの歴史
■カイロプラクッティックの歴史
19世紀の終わりアメリカでDr.D.D.パーマーという磁気療法家が患者と接しているうちに、疑問が次々と浮かび、病気についてもう一度原点に戻って考え直してみようとしていた。
パーマーが最も疑問におもったのは、病気になったとき、薬を飲むが、薬は身体の悪い局部にだけ作用させようとしても、他の正常な部分にも影響を及ぼしてしまうのではないかと考えた。さらに、一ヶ所の器官だけが病気になるのに、どうして他の部分は平気なのかが疑問だった。
そこでパーマーが考えたのは、病気になる器官というのは、十分なエネルギーを得てないためではないかということだった。
パーマーは次に、身体の中には、自然に病気を治す力が存在しているが、この力が器官に届かないことで、その器官が病気に冒されるのではないかと考えた。
それではなぜ自然治癒力が届かないのか、届かせるためにはどうしたらいいのか、また、自然治癒力はどこから運ばれてくるのだろうか、脳から器官へ届くとすれば、それが届かないのは、途中で力を妨げる要素があるのではないか。
このような疑問が次ぎから次ぎへと彼の頭に浮かんできた。
パーマーは9年間にわたって病気についての理由付けを行なった結果、神経系統(自律神経)の伝達不良が病気の原因であると考えた。
脳からの神経信号は7つの頚椎、12この胸椎、5この腰椎、仙骨で構成される、長いトンネルのなかにある脊髄を通り24この背骨の間や仙骨から出る末梢神経となり身体の隅々に行き渡ってすべての機能を支配している。即ち呼吸、消化、心臓鼓動、排泄、ホルモン、腺、筋肉などである。万が一神経系統(自律神経)に異常が起こると生命体全体にとって大問題である。
その異常を起こす原因として、脳出血などで脳の一部が冒されたり、不慮の事故によって脊髄を損傷してしまった場合だけでなく、脊椎サブラクせーションがある。
脊椎サブラクセーションとは、本来、大切な脊髄を守るべき24この背骨と仙骨がさまざまな原因でズレたり歪んだりして起こる神経が圧迫された状態である。
パーマーは、病気の原因が脊椎サブラクセーションのためという結論に達した。
さっそくパーマーは、使用人のハービー.リラードという耳の不自由な男の脊椎を調べてみたところ、不自然に隆起している部分があったので、元の位置に戻すつもりでテコの原理を利用して手で押した。すると大きな音とともに隆起が元に戻り、17年間、聞こえなかった耳が聞こえるようになったのである。
ハービーの耳を治したあと、しばらくして心臓病の患者がやってきたが、やはり脊椎に変位があり、神経が圧迫されている様子だった。そこで異常のある部分を正常な位置に戻したところ、これも見事に心臓病が改善した。これらを機会にパーマーはさまざまな病気に苦しむ人々を治癒へと導いていった。
そしてこの療法が、ギリシャ語で「手によってなされた」という意味でカイロプラクティックと命名されたのが1895年9月18日のことである。
このようにしてD.D.パーマーに発明されたカイロプラクティックも当時はその理論が未熟で、どこをどのようにアジャストメント(脊椎を手で矯正すること)すればいいのか不確かで不必要な脊椎が動かされることも少なくなかった。それでも治っていく患者は増えてきた。しかし、数多くの実績をあげながらも、そのころの医学界からは疑惑の目で見られていた。
「脊椎サブラクセーションなど存在しない、仮に存在したとしても、脊椎サブラクセーションを動かせる人間はいない。たとえ動かせても、その結果として各器官の機能の働きを助けることはできない。」とはっきり否定されている。
そこでD.D.パーマーの息子であるB.J.パーマーはB.J.カイロプラクティックリサーチセンターを設立して多くの優秀な医師たちを迎え入れ、最新の検査器具をそろえて、カイロプラクティックの治療後の結果を最先端の医学で測定し、データをとり、医学界を納得させるようなレベルの高い医学的裏付けを実証したのである。
今日、アメリカや多くの国々でカイロプラクティックは法律で認知されています。日本でも道は険しいですが、いずれ厚生省から認可されると思います。
なぜなら患者自身の持っている自然治癒力を妨げている原因であるサブラクセーションを改善することができるカイロプラクティックは最も安全で理にかなった予防医学だからです。
脇カイロプラクティックオフィスは横浜のみなとみらい、馬車道、周辺でアメリカ発祥の正統カイロプラクティックの施術が受けられる数少ない整体院です。
腰痛や肩こり、自律神経の不調のならずアスリートの健康管理や健康な人の予防としてもご利用頂けます。